野菜の保存方法について
冷蔵庫の野菜気づいたら腐ってた痛んでいたということありますよね。
今日は野菜の保存方法についてお伝えします。
野菜を長持ちさせるには、その野菜が「育った環境」にできるだけ近づけて保存するのが一番のコツです。
「常温・冷蔵・冷凍」の3つを、野菜の種類によって使い分けることが重要です。
1. 基本の保存方法:野菜室、冷暗所、水の管理
どんな野菜にも共通する基本的なポイントです。
- 育った環境に近づける:
- 土の中で育つもの(じゃがいも、玉ねぎなど):常温(冷暗所)
- 葉を上にして育つもの(にんじん、大根など):冷蔵庫でも立てて保存
- 乾燥を防ぐ: 野菜のほとんどは水分なので、新聞紙やキッチンペーパーで包み、さらにポリ袋や保存袋に入れることで乾燥を防ぎます。
- 水気を拭き取る: 洗ったり切ったりした後に表面に水滴が残っていると、そこから傷みやすくなります。保存する前にしっかり拭き取りましょう。
- エチレンガスを避ける: りんごやバナナなどの果物は、野菜の成熟(老化)を早めるエチレンガスを出します。野菜とは別の場所で保存しましょう。
2. 【種類別】具体的な保存方法
根菜類・芋類(常温保存が基本)
暖かい地域や土の中で育った野菜は、冷やしすぎると低温障害を起こすため、基本的に常温保存が向いています。
野菜 | 適した保存方法 | 保存期間の目安 |
じゃがいも | 新聞紙に包み、光の当たらない風通しの良い冷暗所へ。(リンゴを一緒に入れると芽が出にくい) | 2ヶ月~4ヶ月 |
玉ねぎ | ネットに入れて吊るすか、1個ずつ新聞紙に包んで冷暗所へ。 | 3ヶ月~4ヶ月 |
かぼちゃ | 丸ごとなら常温の冷暗所へ。カットした場合は種とワタを取り、ラップで包んで冷蔵庫の野菜室へ。 | 丸ごと:2ヶ月 / カット後:3~4日 |
ごぼう | 泥つきのまま新聞紙に包み、立てて冷暗所へ。 | 約2週間 |
葉物野菜(冷蔵保存が基本)
水分が多く傷みやすいので、湿らせたキッチンペーパーで包んでから保存します。
野菜 | 適した保存方法 | 保存期間の目安 |
ほうれん草/小松菜 | 根元を少し湿らせたキッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れ、立てて冷蔵庫の野菜室へ。 | 4~5日 |
レタス/キャベツ | 包丁で切り分けると傷みやすいので、外側から葉をはがして使うのがおすすめ。芯をくり抜き、濡らしたキッチンペーパーを詰めてラップをし、野菜室へ。 | 1週間 |
大根/にんじん | 葉を切り落とし(葉がついていると水分が奪われる)、新聞紙に包んでポリ袋に入れ、立てて野菜室へ。 | 大根:1週間 / にんじん:2~3週間 |
果菜類(低温に注意が必要なものが多い)
南国の野菜や、実を食べる野菜は、低温に弱いものが多いため、野菜室などの比較的温度の高い場所で保存します。
野菜 | 適した保存方法 | 保存期間の目安 |
きゅうり/なす | 1本ずつキッチンペーパーや新聞紙で包み、ポリ袋に入れ、野菜室へ。 | 5日~1週間 |
トマト | 熟していないものは常温(涼しい場所)で追熟させ、熟したものはラップをして野菜室へ。 | 熟すまで常温 / 熟した後:1週間 |
ピーマン | キッチンペーパーで水気を拭き取り、ポリ袋に入れて野菜室へ。 | 1週間 |
3. 長期保存に便利な「冷凍保存」
すぐに使い切れない野菜は、下処理をして冷凍すると調理時間の短縮にもなり便利です。
- きのこ類: 石づきを取って小房に分け、生のまま保存袋に入れて冷凍(旨味がアップします)。
- ネギ/ニラ: 小口切りにして冷凍用保存袋に平らに広げて冷凍。凍ったまま味噌汁や薬味に使えます。
- ブロッコリー/ほうれん草: 固めに下茹でし、水気をしっかり絞ってから小分けにして冷凍。
野菜の種類や使う頻度に合わせて、保存方法を試してみてくださいね。
2025年10月9日
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